2 神待ち

【神待ち】とは?

家出の際の宿泊場所を提供する者(=“神”)を探す等の行為を指します。

加害者Bの告白(20代・独身)

SNSで家出したいとつぶやいていた
中高生に声をかけ、
家に泊めていました。
人助けの気持ちがある一方で、
中高生と仲良くなりたい気持ちもあり、恋愛関係になれば一線を越えても法には触れないと思っていました。
保護者が警察に相談し、捜索の過程で私は逮捕されました。「家出先を追い出されたくなかったので仕方なく付き合っていた」と話していたそうです。

事例解説

人助けのつもりが、
重い罪につながることも。

「未成年者誘拐罪」および「児童福祉法違反(淫行)」で有罪となった事例です。未成年者に家出願望や泊まることへの同意があったり、泊めた後に自由な行動を認めていたとしても、未成年者誘拐罪は成立します。また、この状況下で未成年者に性的な関係を求めたことに、裁判所は情状酌量の余地なしとの判断を下しています。
SNSやスマホでのやり取りはすべて記録が残るため、知らなかった、故意ではなかったと言い逃れることはできません。

●上記事例は実際の事件をもとに内容を一部変更したものです。